UCとストレス


 潰瘍性大腸炎とストレスは密接に関係していると言われています。腸には脳と同じくらいの数の神経細胞が存在していると言われ、身体にとって有害な物質が腸に入ってくると、自らの判断で下痢等を起こして有害物質を排出することが確認されています。このことから、腸は第二の脳と も呼ばれています。ストレスとは神経組織が受ける負荷ですので、腸は脳が受けるのと同程度にはストレスの影響があると考えられます。また、脳と腸は互いに 影響し合っているため、脳が感じたストレスが腸に伝わって腸の機能異常を引き起こすことがあります。このように、潰瘍性大腸炎をはじめとする消化器疾患は ストレスと密接に関係があります。具体的に言えば、ストレスに過敏に反応する傾向がある人は潰瘍性大腸炎を発症しやすいとも言えるわけです。
 できるだけストレスを感じない環境に身を置き、食事制限やUC自体にストレスを感じないよう、力を抜いて生活することが大切です。


ストレスとは何か(心理学的なアプローチ)


ただいま執筆中
(2012年5月ごろまでに更新予定。)


ストレス撃退法


 管理人が実践して効果を感じたストレス撃退法を紹介します。

1. 深呼吸深呼吸
 ストレスは、体から何かを排出した時にいっしょに出てきます。ゲップなどがそうです。ベトナム戦争時にアメリカ軍は自軍の兵にゲップをさせるためにコーラを配って、ストレスを貯めさせないようにしたんだとか。
 しかし、四六時中ゲップばかりするわけにはいきませんね。では一番簡単に体から排出できるものは何か。それが息です。めいっぱい息を吸い込んで、 ふぅーーっと気持ちよく吐き出してみましょう。すーっとストレスが抜けていくような気がします。息を吐き出すときに、体からストレスを吐き出してるような イメージを浮かべると、より効果があるようです。
 また、深呼吸には体内のリンパ液をきれいにする効果もあります。

2. 腹式呼吸
 腹式呼吸は通常の呼吸より深く息を吸い込むことが可能です。これにより体中の毛細血管に酸素が行き渡ることで体液の調子が整います。また、腹式呼吸は息を吐くときに腹筋の力で横隔膜を上下させるため、便通も良くなるそうです。

3. 目を閉じる
 私たちの脳は目から入ってくる情報を処理し、それが何を意味するのか、をたえず計算していきます。現代はありとあらゆる情報が流れ、私たちの目に入って きます。脳はそれを必死で処理しようとしますが、追いつかなくなってしまうことがあります。そんなとき、脳は疲労やストレスを感じてしまうのです。脳が疲 れたなと思ったら、一度目を閉じて脳を休ませ、リフレッシュさせてあげてください。

4.温かい飲み物を飲む
 暖かい飲み物を飲むと、体がリラックスするといわれています。なんでもいいので、いつも冷たいまま飲んでいる飲み物を温めて飲んでみましょう。体がほかほかしてリラックスできますよ。また、ハーブティーなど、そのものにストレス軽減効果のある飲み物を飲むのをいいでしょう。

5. 緑色のものを見る・想像する
草原
 緑色には心や体を落ち着かせる働きがあると言われています。クッションカバーやテーブルクロスを淡い緑に変えてみたり、草原など緑色のものを想像するだけでも効果があります。ここでいう緑色は、あまり濃くなく自然界に存在するような緑色だそうです。

6.「リラックス」とつぶやく
 騙されたと思ってやってみてください。お風呂や自分の部屋など、どこでもいいので 「リラックス」と呟やきます。その際、体から力が抜けるようなイメージで言ってみてください。不思議と体がリラックスしてストレスが抜けていきます。特に ストレスを感じたと思ったら、心の中でもいいので呟いてみると、ストレスが軽減されます。

7. 入浴
 入浴には浮力効果があります。浮力によって、体重は通常時の10分の1程度になります。腰やひざへの負担が減り、体の筋肉が日ごろの重圧から解放されるので、ストレス解消に効果的です。また、体温を上げて体のあらゆる機能を正常化してくれるので、体調維持には必須です。

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